2012年08月25日

「キーウィ佐藤のポップス進化論」は本日放送です。

今年になって、内容紹介がぜんぜんできていませんでしたが、〈ラジオ高崎〉にて「キーウィ佐藤」の名で毎週15分、かれこれ4年近くDJをやってきました。


このブログに並ぶ内容を、テレビマン・ユニオンの市川プロデューサーが面白がり、NHK相手に働きかけて下さった結果、とりあえず二回だけ、〈キーウィ佐藤のポップス進化論〉、放送が決まりました。


 NHKラジオ第1。本日8月25日と、来週土曜(9月1日)の夜8時5分です。くわしくは、番組ホームページをごらんください。

http://www.nhk.or.jp/radiosp/kiwi/


「らじるらじる」

http://www3.nhk.or.jp/netradio/

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2012年08月15日

BSプライムニュースで、ビートルズ談議をします。

突然ですが、こういう番組に出ます。2時間の生番組です。



『THE BEATLESデビュー50周年 ビートルズとは何なのか』



 BSフジ プライムニュース

817日 午後8時〜9時55分 


 以下、番組HPから。



『THE BEATLESデビュー50周年 ビートルズとは何なのか』


 ロンドンオリンピック開会式でポール・マッカートニーが「ヘイ・ジュード」を熱唱、映像を見ながら一緒に口ずさ

んだ人も多いだろう。


 ビートルズが1962年にデビューしてから今年で50年。今年3月、野田首相は講演でのスピーチで、「日本はポールで、

アメリカはジョン」とTPP問題をビートルズに例え、アメリカとの連携体制を強調した。また、日銀の白川総裁も1月、

ロンドンでの講演で、ビートルズが70年に発表した「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」を引用して、

これまでの日本経済の足取りを解説した。


 ビートルズは、同じ時代を共に生きた団塊世代から現代の若者たちまで、あらゆる世代に大きな影響を与え続けてい

る。デビューから50年経った今でも、我々に大きな影響力を持つビートルズとは一体何なのか? 


 ビートルズに関して多くの著書を持つ、音楽評論家の恩藏茂氏とアメリカ文学者の佐藤良明氏を迎え、60年代のビー

トルズから“世界を変えること”とは何なのかを考える。 



ゲスト:



恩藏茂 音楽評論家

佐藤良明 アメリカ文学者

ほか


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うれしいじゃないか。

14日午前3時。空は雲に覆われている。


 だが天頂や北の方には一部雲の切れ間が見える。

早起き老人は月と金星が現れる幸運を願って、散歩に出た。


 「タカバシ(high bridge)」と呼ばれる、沖電気工場の前の、鉄道を下に見るオーバーパスは、小学校のとき、みんなで日の出の観察にきたところだ。自然にそちらに足が向いた。


午前3時28分、月の見えない円盤から金星が出てくるはずの時間も、雲は切れない。そればかりか雨粒が落ちてきた。


しょうがないなあ、次の機会は自分はもう死んでるしなあ、とトボトボ「橋」を降りて、高崎駅東口に近づいたとき、ふと首を右にまわしたら、うそ、見えてる。そこに雲の小さな切れ目があったのだ。金星も見えるぞ、と思ったのが1秒の半分ほど、すぐにそれは掻き消され、細い月も見る見る間に短くなって消えていった。見続けているとまた一瞬、ごく一部だけ現れて、今度は完全に消えた。雨粒がはっきりしてきて、僕は駅前東口のペデストリアン・デッキへ急いだ。


曇った夜空に1/2秒だけ現れた光は、幻影だったのだろうか。


死につつある自分の脳は、すでに天に反応して、気象を超えた知覚を得ることができるようになったのか?


 でも、これでいいんだ。とてもクリアだった日蝕体験、それとは対照的にうすぼんやりした金星食の記憶を、いましばらく、この死すべき脳みそに蓄えていられる。うれしいじゃないか。

posted by ys at 06:19| 生活と意見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする