monkey business
柴田元幸
責任編集
2011 Fall vol.15
最終号
柴田元幸
責任編集
2011 Fall vol.15
最終号
届きました。
帯にこう書いてあります。
最 終 号
柴 田 元 幸 新 訳
「 ト ム ・ ソ ー ヤ ー の 冒 険 」
一 挙 掲 載
そうか、六本木の創刊パーティから、季刊1年4号x4年 マイナス1号、
そんなに月日がまわったか。
その間に、だんだんぶ厚くなっていくところが柴田君らしい。
人の輪がおのずとみたいに回りだすんですよね、これが。
人の渦を回せる。猿回しじゃなくて、猿の人回し。
どんな物を差し出すと、人が回るか知っている。
「トム・ソーヤー」という選択が、なんという正解だろう。
ハックじゃ、逆に重いんだな、これが。
「野生児」とか、「浮浪児」とか、標榜しちゃうと、ほら、
観念がついてきて、偉そう。だからトム。
いかにも日比谷高校の選択、と高崎高校のエイプは思う。
(同じ猿でも、「モンキー」は「エイプ」じゃないの。シヴィライズされてるんです)
でもよくまあ、15号、全部送ってもらいました。
それ以外も全部送ってもらっています。
一番最初から、たぶん一冊も欠かさずです。
シバタ本ゼンブ。
いつももらいっぱなしだし、
あまり優遇していなくて、わりと早く階段に追いやられ、
段ボールに入れられたりするんで不憫だけど、
ぜったい古本屋にはもっていかないし、人にもあげない。
だから蔵書に占める「シバタ率」、年々上がっていきます。
ひとまず、おつかれ。