今月号の『群像』の随筆でも紹介されてもらったが、このサイトごらんあれ。
http://elllo.org/
・1100以上のナチュラルな会話が、シナリオ付きで並んでいる。
ためしにここをクリック。
そして 三角マークをつついて音声をスタートさせる。
これのように少し考えさせるテーマだと、英米人間の英語でも、スピード的についていきやすい。ふつうの若者がふつうの会話をしていて、特別優れた考えを述べているわけではない。一番の練習は、とにかく口でついていけることを目指すこと。三分全体はきついが、これと思う発言を決めて、繰り返し、シンクロして発声してみると力になります。
必ずしも適切なフレーズにではないが、フレーズの解説を英語で聞くことができるのも、このサイトの優れた点。→スクリプトの青地のフレーズをクリックしてみてください。
・ニュースの英語もよりどりみどり入っています。ちゃんと教材として読み直しているので、BBC や ABC より、外国人学習者にとって聞きやすいものとなっています。
http://elllo.org/english/NewsCenter/N01-OilSpill.htm
ニュースとなると純粋聴解ですね。単語をコンテクストの中で覚えていくには、最初から音声とともに得ていくのが有用です。
・Video では、英語をしゃべっている外国人が、日本人も含めいっぱいでてくる。
外国人だから、刺激になるし、聞きやすい部分もある。動画で顔が見えるのもいい。
http://elllo.org/video/1101/V1144-Shipwreck.htm
・知ってる歌を、歌詞を見ながら一緒に歌うことができる。
http://elllo.org/english/Songs/M018-BlueMoon.htm
特筆すべきは、これだけの学習空間が、今では無料で開かれているということです。(15年前、10万円で売られていた英語教材CD-Rom よりも盛りだくさんですよね。)
来年、再来年と、さらにぼくらの役に立つ、実力養成サイトができていくことは間違いありません。
そんななかで、文科省がモノポリーとして運営している、でも実力養成の役を果たしていないことは誰でも知っている、全国民を巻き込んだ英語ビジネスはどうなっていくのでしょうか。
ひょっとして小学校への英語導入は、インターネットの自由な展開に怖れをなした政府=業界の打った、Get it while you can (しぼりとれるところから取っておこう)という策だったのでしょうか。
でも、つくづく、面白いです。日本の英語をめぐる資本の流れ。
耽溺をつくりだして資本を回すというのは、19世紀にアヘンを使ったどこかの国のやり方と、共通点があるみたいですしね。
こんなサイトも紹介しておきましょう。あなたがネイティブなら、ほとんど無条件に応募できる、日本で英語を教える仕事。
https://www.interacnetwork.com/recruit/
Apply Now → をクリックしてみてください。
だんだん、サトチョンの書くことも、陰謀論的になってきた? ピンチョンの読みすぎか?
それはともかく、ニッポンの無機能の例題として、英語学習の問題、考え続けていきたいと思います。