
『LAヴァイス』のピンクの帯に、
2013年秋刊行予定 [最終配本]『重力の虹』[上・下]佐藤良明 訳
と書いてあります。
2012年のミスプリでしょ? と言われそうですが、間違いありません。日本語版『重力の虹』の入稿が 2013年3月になることは不可避であります。大きな企画になりますので、それから本になって並ぶまでが半年。
読者のみなさんにも、出版元にも、申し訳ないと思う部分もありますが、自分の力と作品とのバランス(正しくはアンバランス)を考えれば、いたしかたありません。
〈全小説〉シリーズへの懲役をあと一年ほど延長すると、おそれながら『ユリシーズ』(丸谷・永川・高松訳)に匹敵するくらいのレベルの『重力の虹』ができるのではないかと、そんな夢想に引っぱられて仕事を進めていくことができます。そのわがまま、お許し願いたく。
なお、サトチョンの翻訳日記を組み替えて、私的な日記と、日本語版『重力の虹』への情報&知識の提供を目的とするものの二つに分離する予定です。とりあえず、以前書いた記事一本を添付して、
『重力の虹』翻訳日記
http://gravitysrainbow.seesaa.net/
に貼り付けました。プログデザインがちと『メイスン&ディクスン』のようですが、いずれ変更を考えます。いつになるかはわかりません。
以上、ごあいさつまで。