2011年08月25日

まだ夏だ:山へ行こう


8月26日(金) 6:30 PM〜 「ヘーイ、マウンテン」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”


夏なのに、山に行っていない。
パフィーと一緒に、オレもいきたい。

Hey! Mountain!


♪ 山登りの途中で、僕らは道にまよった
♪ 風を軽くあびて、ただそこらをさまよった
♪ そのうち日が暮れて、僕らは少し困った
♪ 無数の星の下で、もうそろそろ助けてって祈った

「迷った、さまよった、祈った」
おお、これ、自伝のタイトルになりそうじゃ。


「われわれは山を山と見る。瞑想を続けていくと、それは山でなくなる。しかし最終的には、山を山としか見られない不自由から脱した我々の前に、山はふたたび山としての姿を見せるのじゃ」

 Zen のこの教え、1960年代にポップスになった。歌ったのはドノバン。今日は Dandy Livingstone のバージョンで聞いてみよう。
First there is a mountain
 and then there is no mountain, then there is.


他に、雪村いづみも、「サウンド・オブ・ミュージック」からも、かけます。

2011年08月19日

ひゅうドロドロ:霊気をどうぞ

8月19日(金) 6:30 PM〜 「サウンド冷気」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”

お盆も過ぎて、今日は朝からなんだか湿った霊気が(おっと冷気か、いや結局同じか)髪をかきわけ、君の首筋に吹き掛かる。
ヒュードロドロ
っとはじまりました本日のキーウィさん、ターゲット・エンタテインメントさんから出ている「効果音・恐怖」というCDに活躍いただいております。
「死体を埋める」から「浮遊霊の嘆き」まで68サウンド入り。
どぞ、ご視聴を。

こういうもんの、無料ダウンロードサイトもございますがね。


霊気とはしかし本来クールなもの、人の不幸をさわやかに昇華したものでもあるのです。そんなことを教えてくだすったのは、熊木杏里さん。さわかやかに彼女の歌で参りましょう。 《幽霊船に乗って》

このセンス、ポップスにあって死んだ世界から届く冷気を受け入れる、その自由さ。ぼく感心しました。いやこういうの、寒心するっていうの(結局同じか−−感震もしたぞ)
声も映像も女性ですけど、ぼくにはもう性別も関係ありません。素直に心が通います。これ、老人力? 憑依力は老化と共に成長する? 

ブライアン・イーノの
《Spirits Drifting》もかけますね。

2011年08月10日

真夏の欲望:金泡幻想

8月12日(金) 6:30 PM〜 「ビールが飲みたい」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”

夏の街、歩いてます。熱いです。
ビールが飲みたい。60歳の欲望は、街の刺激(舗道をすくすく歩いていくあらゆる刺激)を振り払って、その一点に集中します。

この人も、もうオヤジの部類の入るのか、1960年生まれのシンガー・ソングライター SION。
去年出した歌「カラスとビール」というのにネットで出会った。
m_sion.jpg
見上げた空の端っこに一羽のカラス
首を上下にそして左右にお見通し
俺も空を飛べたなら いややっぱ人間がいいや
仕事の後のビールの旨さ分かるまい
たまらんほど旨いぜ
たまらんほど旨いんだぜ
たまらんほど沁みるんだぜ

赤く染まった空をカラスが飛んで行く
やっぱり俺はお前に憧れるかも
人はかなりこんがらがって
人はかなりややこしい
俺はかなりこんががって
単純なくせにややこしい


いい味だしてる。そうビールだけじゃない。街にはカラスもいた。じりじりした俺の心もあった。

番組では他に、森山加代子の「トビア」(1962)をかけましょう。誰も知らん? 「内気なジョニー」とカップリングでシングル発売されていた、こんなふうに聞こえる歌。

 と Beeer−−ひとりぼっちじゃ淋しいの、
 と Beeer−−私を呼んでお月さま……


なんか Beer ちゃんに、お呼ばれしている気がしてしまう。「泡たてて待ってろよ! おじさんが飲んでやるからな!」

だいぶこんがらがってます。高崎は今日も37度か。
ナッシュビルも暑かった。ちょっとばっか覗いてみよう。エンディングはこの曲。
"Mama and Budweiser" きまりだね、このタイトル。
http://www.youtube.com/watch?v=tPXOZDyqBOc&feature=related

2011年08月02日

時の浜辺でVACATION

8月5日(金) 6:30 PM〜 「濃いよ、バカンス」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”

はーい、みなさん、キーウィさんは、時のビーチ、熱い砂浜からお送りしております。ブログでお会いしたあなたは、ザバーっと波音を想像してください。番組では、カリフォルニアのビーチから"中継"でお届けします、エヘン。

ふだんはやさしく逞しい大洋の波、1960年代も同じでした。
でもあの頃、波音を聞いて人は癒されなんかしなかった。ざわめく波音は、むろん「いやらし系」。「ハダカで恋をしようって」双子の姉妹が誘いかけます。
ほんとに溜息がでちゃいそうな、宮川泰のメロディ&アレンジ。ベースとギター、こんなに完璧だったの知らなかったよ。《恋のバカンス》
http://www.youtube.com/watch?v=SaA8JE9WT9c&feature=related

続けてもう、ドサクサですが、ヴァン・ドックスの《熱い砂》
http://www.youtube.com/watch?v=dJqC682QwjQ
ジャガーズのイントロ・リフ、ブルコメのドラム、そっと入ってお尻を膨らませるマチャアキ的歌唱力学。貪欲です。それになんといってもサビのハモ。これが日本のガラージ/サイケ・ロック!
僕もリアル・タイムで聞き逃していたヴァン・ドックス。こういうグループだったのだ。
http://www.pp.iij4u.or.jp/~marukazu/homepage/vandogs.htm

さーて、これが分かる人は、少なくとも55歳? 《真赤な太陽》といっても美空ひばりではない。T-Bones アメリカでこの曲を、知る人なし。
http://www.youtube.com/watch?v=NDF6WBiuLLg
(残念ですが、これは5日にかけません。でも iTunes で落とせますよ)

さあ、サーファリスでも聞きながら、出かけよう、君の町のビア・ガーデン。Here we go . . .《Wipe Out》!
http://www.youtube.com/watch?v=W5D07c0dJuQ

*番組はコニー・フランシスの《VACATION》で入って、ユーミンの《まぶしい草野球》もお届けします。

2011年08月01日

ああ、八月の濡れた砂

7月29日(金) 6:30 PM〜 「夏かしい夏」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”

予告、報告、滞ってしまった。

《八月の濡れた砂》
そうです。これです。知らなかったですけど、これが、ロマンポルノに移行する前の最後の日活映画となったのか。
石川セリ19歳のレコーディング。この素の魅力、ドッキリです。
http://www.youtube.com/watch?v=ngYLx_2TGAA&feature=related

《泳げカナヅチ君》 大滝詠一
http://www.youtube.com/watch?v=EyZEqAg-_20
退職した団塊オヤジ。エレキバンドを組むならぜひ、このビーチボーイズ・ハーモニーを取り込もう。これがきれいに決まれば、ウーーーーーウーウーウーがピタリ決まれば、女の子達も耳を傾けてくれるはず。ムリか。

《砂に書いたラヴ・レター》 旗照夫
昭和30年代前半の女学生だった、アラセヴンのおばさま、旗輝夫ですよ。その後教育テレビの「ハタハタボーヤ」に堕ちる前の、和声パットブーンの旗輝夫です。なに? 今年7月19日に NHK歌謡コンサートで「あいつ」を歌った? 見逃したぞな。

今回は吉田拓郎《夏休み》で入り、B'zの《太陽のKomachi Angel》でエンディングとしました。では、また。

2011年07月16日

昭和のフランス

7月15日(金) 6:30 PM〜 「昭和のフランス」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”

もう群馬は太陽がいっぱいで、アルジェリアのようです。実存的に暑い。
キーウィさんももうワケが分かりません。みなさん、もう、チチューかい?
http://www.youtube.com/watch?v=Vm8hz6jmFNo&feature=fvwrel

シルヴィー・バルタン・ファンのみなさま、こんにちわー。《En Ecoutant la Pluie》.
このおフランス・バージョン、英語(by カスケーズ)の Listen to the rhythm of the falling rain . . . より甘美です。
http://www.youtube.com/watch?v=f_o6hJ-1bcw&feature=related

あらら、こんなところにさまよい込みました。
1968年2月。グルノーブル。映画の撮り方が違っていた。5月革命のちょっと前。なでしこジャパンとは違う若者たちが違う時を編んでいた。カール・ルイスの頃、資本主義に弾みがついたか。
http://www.youtube.com/watch?v=XsWPaUqY5PE

この映画、高崎オリオン座で見たんだっけ。ここと、自宅近くのピカデリーで60年代の洋画は何でも見ていました。中学生120円、高校生150円、なんてときもあったっけ。そんなふうに書くと老人ぽいけどね。
しかし . . . むかしはアメリカにいかないと、こういう景色はみられなかったのに。

Image134.jpg
中はすっかり抉られて、瓦礫が積み上がっています。

エンリコ・マシアス 《Je le vois sur ton visage》邦題「わかっているよ」
http://www.youtube.com/watch?v=sS2x-6jOzr4
吉幾三の「酒よ」の原曲? 違うか。

着地はこれで正解ですか? 失礼しました。では。
http://www.youtube.com/watch?v=hTK9r6htCPE

2011年07月08日

循環コードの夕べ

7月8日(金) 6:30 PM〜 「コードを回せ」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”


前回の最後にかけた《花はどこへ行った》は、僕が最初にコードを教わった歌である。たしか、C→Am→F→G7 だったかな。同じ循環コードを回していると、《ケメ子の歌》になる−−と知ることは、人生の知的な喜びのひとつである。

ちょっといじると Police の 《見つめていたい Every Breath You Take》になる。

熱くてやってらない日は、単純な循環コードでしのぎましょう。

遠藤賢司《おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみ》
これ、お聞かせできないようだけど、ジンときます。
http://enken.com/museum/record/ek_etc/spe.html

ミリアム・マケバ《パタ・パタ》
2008年に死去された。1967年という、マンデラまでまだまだ遠かった南アフリカから「ヨハネスブルク流」の楽しさを、日本の少年達にも教えてくれた。ぼくが最初に口ずさんだアフリカン・ポップ。この受け入れやすさも循環コードのおかげ?

《ラ・バンバ》
番組ではアイ・ジョージでお聞かせします。
でも御大はリッチー・ヴァレンス。これをバックに《ツイスト&シャウト》を歌うのも気持ちいいよ。

2011年06月27日

どよーんと無時間

7月1日(金) 6:30 PM〜 「午後の無時間」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”

梅雨のどよんとした午後、我が家の前の児童公園はねむの花が満開です。

@「ねむの木の子守唄」by Hayley
♪「ねんねのねむの木、ねむりの木−−」
i-Tune shop ではタイトルの欄に括弧書きで(皇后陛下高校時代のお作詞)と書いてあります。オサクシ、すごい。作曲は山本直純。
この歌、1966年の3月に厚生年金会館で吉永小百合のリサイタルがあり、そこで初めて聞きました。ビートルズの武道館は行っていないのに、そんなのに行っていたのだ僕は。
ニュージーランド出身のヘイリーさん、この録音はちょっとヒューマノイドがかっていい感じ。

夏のけだるい午後と言えば、ちょっと聞いただけではいつの歌か分からない無時代的な
A”Lazy Afternoon” という歌、ご存知でした? 
番組ではトニー・ベネットでお聞かせしますが、バーブラ・ストライザンドとか、ディートリッヒとかすごいの見つかりますよ。

B"Sun in my mouth" by Björk
「無時間」は no time=「無拍子」にひっかけています。ロック系ポップスから激しく遠ざかった2001年のアルバム『Vespertine』のビョークの中の、ノータイムの一曲

I will wade out          ザバザバと入ってゆく
Till my thighs are steeped    ふと股までズブズブ
In burning flowers        焼け焦げそうな花の中で
I will take the sun in my mouth (ビョークさん、口で日光を受けるのか、イイネ)
And leap into the ripe air     熟した空気の中へ飛翔
Alive with closed eyes      目をつぶって、生の喜びに充ちて
To dash against darkness     そのまま闇を駆けていく
オーラーイ!

C"Afternoon Tea" by the Kinks
有名な"Sunny Afternoon" のあと、1967年のキンクスです。ロック編成でこのけだるさ。

DYellow Magic Orchestra "WHERE HAVE ALL THE FLOWERS GONE?"
テクノポップで人気絶頂期のYMOが、ライブでほんとにやりやがったこの曲。60年代曲の、80年代ライブが、00年代にCDで登場。
あの人達、たぶんみんな最初にギターをもったとき、これを歌ったんでしょうね、きっと。あまり無時間なので、乗っけさせてもらいますよ。

2011年06月23日

20世紀へ、帰ろかな

6月24日(金) 6:30 PM〜 「1999」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”


イチキューキューキューは一回り前のウサギ年。
世の中、いまみたいにキューキューとしていませんでした。
高橋Qちゃんが翌年の金メダルに向けて走ってました。
ヒップホップのMCがレコード回してキュキュッキュとやってました。

J-POPのメガ・イヤーでもありましたね。椎名林檎と宇多田ヒカルの爆発は(ドラゴン・アッシュも当たったけど)、
20世紀洋楽受容史のピークを極める出来事だったかと記憶します。

Aibo ロボットもありました。
郷ひろみは渋谷でゲリラ・ライブをやって顰蹙を買いました。(顰蹙買う人、どんどん出てこい)

はい、番組では、宇多田、椎名で入って、クリスティーナ・アギレラにつないでいったら、最後にこれを紹介したい。

Livin' la Vida Loca by miu-clips
1999年、リッキー・マーティンのヒットでした。郷ひろみがカバーし、高橋大輔もこの曲で滑りましたけれど、
このmiu-clips (solo project by yoshifumi ato)の出来映えを聴いて下さい。感覚、完成度、目を見張る、じゃなく耳を聞き張るものがあります。

2011年06月17日

黒艶歌

6月17日 RadioTAKASAKI[Air Palce] 黒艶歌:TSM−48

若い女の子にはない濃い魅力のある存在、それが、TSM
AKB全盛のいま、TSMは沈んでますけど、
そのむかし、渓流プールのあったTSM園と、暗い店内で真空管やコンデンサーを売っていたAKBとでは、輝きが全然違っていたのだ。

だから女の子は、20にもなれば、TSMの色香を振りまこうと背伸びしました。
48人数えられるかどうか別として、いっぱいいました。1969年ころ。
チヨでしょ、ゆかりでしょ、あゆみ、知子、佐知子、ジュンちゃんには黛と風吹がいて……

《雨に濡れた慕情》ちあきなおみ 1969
アメリカのふつうの売れ筋ポップスの傾向もソウルになって、それに無邪気に、日本の妖艶歌謡を乗せた「美しい誤解」のようなサウンドは、実は大正解だったのかも。

翌1970年の国民的ヒット歌謡、辺見マリのこの歌も、バックは、リズムこそおとなしめながら、いい味を出してますよね。

浅川マキ《夜が明けたら》1969
こちらはアングラを演じた。でも音楽的にそう違うわけじゃない。
ジャジーな4ビートに、ブルーノート、歌詞がちょっと、ブリジッド・フォンテーヌを思わせなくもない自由韻律なだけ。
face.jpg


レコードに乗った色気としての吐息。これが「アイドル」の時代になって消えていきます。「かわいい」がテレビ社会の平板な価値感覚を一手に担う、悪しきの時代がやってくる前の〈時〉に乾杯、はい、今日のラスト・ナンバー
欧陽菲菲《恋の追跡》(ラブ・チェイス)1972、アップしてくれた方、ありがとう。

posted by ys at 21:27| ラジタカ「エアー・プレイス」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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