2011年06月10日

ロック月ガンガン

ロック月、じめじめしそうになってきたらロックです。
プレスリーの《監獄ロック》
ストーンズは50を越えたあたりがいい《You Got Me Rocking》このあたりのミックの芸風は、ザックリしていてほほえましい。
ニルヴァーナもかけますね。カート・コベインの17回忌は去年済みました。《Breed》はどうだ。《Smell's Like Teen Spirit》はロックとしてはちょっとテンポがかったるい。カラオケするならこっちでしょう。

17回忌といえば、みなさん、今日6月10日は「時の記念日」です。
知らない? ぼくなんか、小学校のとき、「虫歯予防デー」のポスターが宿題だったのに、何を間違えたか、
「時の記念日」のポスターを描いてしまいました。
でも、描いた絵が、ツルハシを持った悪魔だったので、叱られませんでした。
時にも悪魔がいて、記憶に虫歯をつくるんです。Time's decay. 時のカリエス。

エミネムにはロックじゃないけど、《Rock Bottom 》というラップがあって、これはジャニス・ジョップリンの「サマータイム」のギターメロディーで入ります。
Rock bottom 日本語でいえば「どん底」ですが、「ガン底」と言ってみよう。

[Chorus (x2):]
That's Rock Bottom(ガン底ってのさ)
When this life makes you mad enough to kill(人殺しをしたくなるほど頭が狂ってくるときを)
That's Rock Bottom(ガン底ってのさ)
When you want something bad enough to steal(盗みに走るほど物が欲しくなるときを)
That's Rock Bottom(ガン底ってのさ)
When you feel you have had it up to here(もう限界で、溢れそうで)
Cause you mad enough to scream but you sad enough to tear(怒りで叫び出したいのに、悲しくて涙が出てくるときを)

[Verse Two:]
My life is full of empty promises(オレの毎日、空虚なプロミス)
And broken dreams(破れたドリーム)
I'm hoping things will look up(この先上向き、願いたいが)
But there ain't no job openings(仕事の口はどこにもない)
I feel discouraged hungry and malnourished(つまはじきハングリー痩せこけた気分)
Living in this house with no furnace, unfurnished(家にいても暖はとれない、家具もない)
And I'm sick of working dead end jobs with lame pay(行き止まりの仕事、しみったれた日当)
And I'm tired of being hired and fired the same day(雇われた日にクビんなるのはもういやだ)……


ファンの人には悪いけど、歌詞自体は陳腐です。
それより、震災の瓦礫がいまなお積み上がったところで、被災者の気持ちラップしませんか。
防護服きて、線量計もって、歌うこといっぱいありそう
どんどん歌詞が出てきそう。
やっちまおうぜ、フクシマのガン底
世界がぜったい注目すること
がんばろう、東日本のラッパー
posted by ys at 22:01| ラジタカ「エアー・プレイス」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月27日

雨の日、君のそば

急遽変更 5月27日 「梅雨サイド」

お天気がすぐれません。なんか西日本はもう梅雨入りだそうで。
太陽と女の子(Rhythm & Girls)は雨天順延にします。慌てて別CDを作成して、田野内さんの待つ高崎駅のサテライトへ走ります。新しいテーマは−−


(I want to be) 梅雨サイド

@ 《Umbrella's Bloom〜傘とあじさい〜》
本邦メディア初公開かもしれない。菅啓次郎さん(そう、あの人)から今日の郵便で届いたご長男・あずさ君の新曲です。

A《雨に消えた初恋》(The Rain, the Park and Other Things) by "牛も知ってる" カウシルズ(1966)

B谷啓「雨あがり」
♪「子供たち ぴちゃぴちゃ」「つくしんぼ すくすく」「かたつむり のそのそ」……、4ビート、ぴったり。

C Les Parapluies de Cherbourg (シェルブールの雨傘)
ちゃんと、ダニエル・リカーリの映画バージョン(カトリーヌ・ドヌーブが口パクで歌っていたの)です。

DCledence Clearwater Revival 《Born on the Bayou 〜梅雨に生まれて〜》
ルイジアナには南部なまりがあるが、日本だって南部鉄がある。がんばろう、東北。


ところで今回のタイトル、ルイジアナのバイユー(bayou)に行ったとき、ワニにマシュマロを与えるガイドさんが言った南部訛りのオヤジギャグのもじりです。He said:
"It gets so lonely out here. You are all bayou-self."
(これが by yourself と同音なのでした)
posted by ys at 17:05| ラジタカ「エアー・プレイス」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

Rhythm and Girls

5月27日(金) 6:30 PM〜 「リズム&ガールズ」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place"

@太陽の下、Aごきげんなリズム、Bはち切れそうな女の子
おバカですけど、〈ポップスの三元素〉をたずねていったら、こんなあたりに行き着きませんかね。
♪「ぎーらぎーら太陽が」、ほらほら、この一節で安西マリアの手のひらが思い浮かんでしまった方、やっぱりそうでしょうが。
 でも、安西マリアのバージョン(1973)はカバーで、シックスティーズ世代の耳にはエミー・ジャクソンの歌声が焼き付いていることでしょう。まだ日本人が日本語で歌うより、アチラっぽい子が英語で歌う方がワクワクした1965年のリリース。
180px-AmyJackson-dsc-ep-namidanotaiyo.jpg
 エミーは日本人で、イギリス人のハーフかクォーターらしいですが、発音を聞く限りは、イギリス育ちのようです。この発音、中学生の僕にはわかりませんでした。
 I was born と why why しか聞き取れませんでした。
 ネットに正確でない歌詞がでているようなので、いま聞き取ったかぎりをのっけさせてもらいますね。ちなみに原詞は「太陽」じゃありません。「嵐の中」です。

Crying in a Storm》詞:R. H. Rivers/曲:中島安敏
  Take me, take me, take my heart and all
  I was born to be yours(テケテケテケ……)
  
Love me, love me, get me, hold me tight
  Now I’m crying in a storm(デケデケデケ……)

  
I know that you've got some crazy sports car
  Kitty, Chris and Ronnie, Julie, Nancy and Patsy
  
Why, why not me?(ティキティキティキ……)

はじめの「テイク」がちょっと「タイク」に聞こえません? 逆にアメリカ黒人のビリー・ホリデイなんかだと「テイク」が「ティーク」に聞こえることがあります。

それにしても、英語なのに、濃い演歌ですね。「リエにマサコにアケミにジュリ、
コズエにヒトミも車に乗せて、ねえ、どうして、どうして私じゃないの(ティキティキティキティキ…)」。いや、強烈。"in a stom" とのことも弘田三枝子のように息を吐きかけて「ヒンナ・ストーム」とやってる。これ、よかったらエレキ・インストのスプートニクスのバージョンも検索してみてください。しびれます。

番組コーナーではほかに、園まり「太陽はひとりぽっち」もかけます。
榊原郁恵、荻野目洋子、シェリル・クローの太陽の歌も。




posted by ys at 09:40| ラジタカ「エアー・プレイス」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月17日

新緑の中のお化け

5月20日(金) 6:30 PM〜 「5月にスプーキー」
      RadioTakasaki FM 720 ”Air Place”

晴れれば爽快、降っても新緑の美しい日本の5月。そんなとき、出る幕のない幽霊はどうしているのでしょうか。ちょっと気遣ってしまいます。
英語に spooky という形容詞があります。「おばけがでそうな」という意味で、日本語だと「ひゅーどろい」みたいな感じでしょうか。それとも「素風気(すっぷうき)」?
いまの季節にふさわしいスプーキーな歌を集めてみました。

「Spooky」 Classics IV (1968)
♪"Love is kinda crazy with a spooky little girl like you" Year!
 ダスティ・スプリングフィールドのこんなバージョン、今、チェックしていて初めて知りました!

「ゲゲゲの鬼太郎」 たなべ かっぱ (2008)
 かっぱさん、なかなかのテクニシャン。

「雨降り豆腐小僧」 妖怪プロジェクト (2007)

「妖怪にご用心」 UA (2010) KABA
  これが入っているUA のカバーアルバム「カバ」が気に入っています。小林亜星作曲・中山千夏作詞のこの歌、元歌は『ドロロンえん魔くん』のエンディング・テーマ。僕は大学生で、テレビを見ていませんでした。

「The Ghosts Of Saturday Night (After Hours At Napoleone's Pizza House)」 Tom Waits (1974)
 トム・ウェイツのお母さんはノルウェー系だそうです。10歳のときに両親が離婚、トムはサンディエゴの南のナショナル・シティで母子家庭をしていて、最初のついた仕事が、ナポレオーネ・ピザハウスの店員だったとか。メキシコ系の多い、さびれた街。このピザ屋の前、通ったことありますよ。サタデー・ナイトのわびしさを「ゴースト」として歌うのは、母親伝来の北国の詩情でしょうか。
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2011年05月10日

ここ夏? まだ春?

2年半前くらいから、近所のラジオ高崎(FM 720)で選曲&おしゃべりを担当している ”キーウィ佐藤" です。(パパイヤ鈴木に負けています)

この春昇格した「中核市」高崎。いまその記念にエジプト展とかやってます。市長さんも替わりました。人口は日本の 1/300 くらいですかね。今週の選曲を、紹介させてください。録音 → 放送 の場合が多いので、録音が済んだら放送前にできるだけ、オススメ曲を書き込んでいくようにします。

なお、番組名は 《Air Place》といって、田野内明美アナ担当の、夕方3時間の総合情報番組、その1コーナーです。高崎映画祭の創設者・故茂木正夫さんが担当されていたコーナーをバトンタッチされて、マイカー通勤時間の音楽コーナーにしちゃいました。合掌。

5月13日(金) 6:30 PM〜 「ココナツ&ミルク気分」

"Coconut" Harry Nilsson in 『Nilsson Schmilsson』

"The Alpine Milkman" Elton Britt
 * この歌、大野義夫のバージョンも楽しいですよ。

"ミルク32" 中島みゆき 『愛していると云ってくれ』(1978)
20代の中島みゆき、いいと思います。

Like An Urchin Salon Music 『SALON MUSIC BEST』
 「ワルガキのように」と訳すのかな。惜しむらくは、これ絶版?
 
posted by ys at 04:42| ラジタカ「エアー・プレイス」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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